
日用品 プロダクトデザインは「すでにある商品」をどう進化させるかが問われます。なぜなら、ハンガーのような道具にはすでに完成された形があるからです。しかし、そこにこそデザインの本当の力が試されます。つまり、日用品 プロダクトデザインとは「当たり前」を疑うことから始まります。
今回は、折りたたみハンガーの開発事例から日用品 プロダクトデザインの考え方をご紹介します。
日用品 プロダクトデザインで大切な「二つの視点」
まず、日用品 プロダクトデザインで重要なのは「使う人」と「売る人」を満足させることです。なぜなら、どれだけ使いやすくても、売り場で選ばれなければ意味がないからです。また、売れても使いにくければ、リピートされません。つまり、この二つの視点を同時に満たす設計が、ヒット商品を生む条件です。
そのため、&Aは「誰がどう使うか」と「どう流通するか」の両方を最初に整理します。
折りたたみハンガーの事例:構造がすべてのメリットを生む
さらに、この考え方を体現した事例が折りたたみハンガーのプロダクトデザインです。なお、旅行や車内での使用を想定した持ち運び用ハンガーです。そこで、「折りたたむ」という一つの構造に複数の価値を持たせる設計を行いました。
具体的には、折りたたみ構造がスラックスの掛けやすさを生むという発見がありました。また、コンパクトになることで流通コストの削減と売場効率の向上も同時に実現しました。このように、一つの設計判断がすべての関係者にメリットをもたらしています。
「当たり前」を疑うことが日用品 プロダクトデザインの出発点
そもそも、ハンガーは「折りたためないもの」というのが長年の常識でした。しかし、その常識を疑った時に、新しい価値が生まれました。たとえば「なぜかさばるのか」「なぜ掛けにくいのか」という問いがこの商品の出発点です。
また、日用品は小さな改善が大きな差別化になります。ユーザーが違いを瞬時に感じ取れるからです。その結果、棚に並んだ瞬間に選ばれる商品が生まれます。
同じく日用品 プロダクトデザインの事例としてNittoコロコロクリーナーのプロダクトデザインや、Good Design賞受賞のfloatトイレクリーナーもあわせてご覧ください。
日用品・生活用品の商品開発をお考えの方へ
「既存商品を進化させたい」「使う人と売る人の両方に喜ばれる商品を作りたい」という方のご相談を受け付けています。プロダクトデザインから量産設計まで対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

大阪芸術大学デザイン学科卒。シューズメーカー、化粧品ディスプレイ企業、上海での海外案件を経て、2008年に株式会社&Aを設立。和歌山を拠点に、日用品・家電・モビリティなど幅広い分野のプロダクトデザインを手がける。GOOD DESIGN賞を複数回受賞し、2025年にはガラスカッター「OZREE」で Red Dot Design Award Best of Best を獲得。商品企画からパッケージ、ブランディング、WEB制作までワンストップで対応し、「売れる商品づくり」を17年にわたり追求している。
── 実績ハイライト
Red Dot Design Award Best of Best(2025 / OZREE)
GOOD DESIGN賞 複数受賞(Float / glafit GFR-02 / NFR-01 pro)
プロダクトデザイン事務所 創業17年
商品企画 ~ WEB制作 ワンストップ対応



