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2026.06.30 | プロダクトデザイン

プラスチック成形のプロダクトデザイン注意点|&A

&Aプロダクトデザイン参考資料|折りたたみハンガー

プラスチック成形 プロダクトデザインは、量産品の開発において最も重要な工程のひとつです。なぜなら、見た目だけでなく金型・樹脂特性・生産性を考慮しなければ量産段階で問題が発生するからです。今回はプラスチック成形 プロダクトデザインで押さえるべき注意点をご紹介します。


プラスチック成形 プロダクトデザインの第一歩:素材を使い分ける

まず、ひとくちに「プラスチック」と言っても用途によって使い分ける素材は異なります。なぜなら、樹脂ごとに強度・耐熱性・透明性・コストなど異なる特性があるからです。代表的な素材は以下の通りです。

  • PP(ポリプロピレン)| 軽量で耐薬品性に優れ、容器や日用品によく使われる汎用樹脂
  • ABS| 耐衝撃性と表面の美しさを両立し、家電・玩具・日用品に広く使われる
  • PS(ポリスチレン)| 透明性が高く成形しやすいが、衝撃には弱い。食品容器などに使用
  • PE(ポリエチレン)| 柔軟性があり耐薬品性に優れる。ボトルや袋状の容器に多い
  • PET| 透明度と強度のバランスが良く、ペットボトルや食品包装に使われる
  • PVC(塩化ビニル)| 強度・難燃性に優れ、可塑剤の配合で硬質にも軟質にもなる
  • PMMA(アクリル)| 高い透明性と美しい光沢を持つが、衝撃にはやや弱い

たとえば、日用品でよく使用されるのはPPやABSです。そのため、商品の用途・コスト・強度から最適な素材を選定することが出発点になります。


プラスチック成形 プロダクトデザインの注意点①:金型が抜ける形状にする

さらに、プラスチック成形品は金型から取り出せる形状でなければ生産できません。なぜなら、樹脂を流し込んだ後に金型を開いて取り出す工程があるからです。そのため、アンダーカット(抜き方向に引っかかる形状)がないか考慮しておく必要があります。

また、細部は金型業者と相談しますが、デザイン段階から知識を持つことで後工程の修正が減りスムーズです。


&Aがデザインしたトイレタリー製品「float」

プラスチック成形 プロダクトデザインの注意点②:パートラインとゲート位置

なお、金型の分割線を「パートライン」、樹脂の入口を「ゲート」と呼びます。なぜなら、パートラインには段差が生まれゲート跡には樹脂の痕跡が残るからです。そのため、これらの位置を完成品が美しく見える場所に設計する必要があります。

たとえば、目立たない裏面にゲートを配置するなど見た目を損なわない工夫が求められます。このように、金型の仕組みを理解した上での設計が不可欠です。


プラスチック成形 プロダクトデザインの注意点③:厚みの均一化と「ヒケ」

また、プラスチック成形 プロダクトデザインで特に注意したいのが「肉厚の均一化」です。なぜなら、肉厚が厚いと樹脂が冷えて固まる際に収縮し表面が凹む「ヒケ」が発生するからです。そのため、均一な厚みで設計することが美しい仕上がりを保つ鍵になります。

つまり、デザイン段階で厚みのばらつきを意識することが品質トラブルを防ぐ最も効果的な方法です。


プラスチック成形 プロダクトデザインの注意点④:パーツ分割の判断

そもそも、複雑な形状では複数のパーツに分けた方が生産性が良いケースもあります。なぜなら、パーツを分けると金型構造がシンプルになり成形不良のリスクが減る場合があるからです。

一方で、パーツを分けるとその分の金型が必要になりコストが増加します。そのため、生産数・コスト・一体感を総合的に判断しパーツ分割の是非を決める必要があります。


プラスチック成形 プロダクトデザインに専門知識が欠かせない理由

このように、何気なく使われているプラスチック成形品も商品化までには綿密な検討が重ねられています。なぜなら、見た目だけでなく金型構造・樹脂特性・生産性をすべて成立させる必要があるからです。つまり、プラスチック成形 プロダクトデザインには専門的なノウハウが不可欠です。

なお、&Aはプロダクトデザインサービスにおいて、素材選定から金型業者との連携まで一貫してサポートしています。樹脂成形を活かしたプロダクトの実績としてGood Design賞受賞のfloatトイレクリーナー折りたたみハンガーもあわせてご覧ください。

プラスチック成形品のプロダクトデザインをお考えの方へ

「素材選定から相談したい」「量産を見据えたデザインにしたい」という方のご相談を受け付けています。金型業者との連携も含め、企画から量産までサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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