商品 ネーミングは、デザインと同じくらい重要なクリエイティブです。なぜなら、名前が印象に残るかどうかで「選ばれる商品」になれるかが決まるからです。つまり、商品 ネーミングはパッケージを手に取る前から始まるブランド体験です。
また、&Aではパッケージと同時に商品名の考案を依頼されるケースがあります。今回は実例をもとに商品 ネーミングの考え方をご紹介します。
目次
商品 ネーミング実例①:FelK|ストレートな期待をオシャレに
まず、AGA(薄毛治療)のオンライン診療サービス「FelK(フェルケ)」の商品 ネーミングです。なぜなら、このサービスに期待することはシンプルに毛が増えることだからです。そのため、「増える」の「F」と「毛」の「K」を掛け合わせ「FelK」を考案しました。
また、「F」と「K」をあえて大文字にすることで活力ある印象を持たせています。さらに、「アマゾン」「スマトラ」などジャングルの地名から発想し力強い生命力のイメージを重ねています。つまり、FelKはユーザーへの期待に誠実に応える商品 ネーミングです。
商品 ネーミング実例②:クルトンの引き出し|ストーリーで差別化する
次に、「クルトンの引き出し」は焼き菓子の商品 ネーミングです。なぜなら、焼き菓子市場は競合が多く味や素材だけでは差別化が難しいからです。そのため、「意外性」を武器にしたネーミングを考案しました。
たとえば、白い猫「クルトン」が宝物を引き出しに隠すストーリーを商品名に込めています。また、パッケージを重ねると家具の引き出しに見える演出も設計しています。このように、商品 ネーミングとパッケージが一体となることで競合とは全く異なる存在感が生まれます。
商品 ネーミング実例③:もちもちまぐろの生ハム|伝わりやすさが最強
また、「もちもちまぐろの生ハム」はストレートな商品 ネーミングの好例です。そもそも、まぐろの生ハムは聞いただけで美味しそうなイメージが湧くコンセプトです。そのため、難しい造語より「伝わりやすさ」を最優先にしました。
なぜなら、衝動買いが多い食品は「一瞬で内容が分かること」が購買の引き金になるからです。つまり、商品 ネーミングにおいてシンプルさと伝わりやすさは、時に最も強力な戦略です。
商品 ネーミングの3つの戦略
さらに、3つの実例から見えてくる商品 ネーミングの戦略をまとめます。
- 期待をストレートに込める(FelK型)——ユーザーが商品に求めることを名前に直接反映させる。サービスの本質が伝わりやすく信頼感も生まれます
- ストーリーで意外性を作る(クルトンの引き出し型)——競合が多い市場では、名前から世界観が伝わるストーリー性が差別化の鍵になります
- 伝わりやすさを最優先にする(もちもちまぐろの生ハム型)——衝動買いや初回購入が重要な商品では、難しい名前より「すぐ分かる名前」が最も強いです
なお、最適な戦略は商品ジャンル・販売チャネル・ターゲットによって変わります。そのため、商品 ネーミングはパッケージと同じタイミングで考えることが効果的です。
商品名のアイデアにお困りの方へ
「商品名が決まらない」「パッケージデザインと一緒に名前も考えてほしい」という方のご相談を受け付けています。商品の強み・ターゲット・販売チャネルをヒアリングした上で、ブランドに合った商品 ネーミングをご提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。

大阪芸術大学デザイン学科卒。シューズメーカー、化粧品ディスプレイ企業、上海での海外案件を経て、2008年に株式会社&Aを設立。和歌山を拠点に、日用品・家電・モビリティなど幅広い分野のプロダクトデザインを手がける。GOOD DESIGN賞を複数回受賞し、2025年にはガラスカッター「OZREE」で Red Dot Design Award Best of Best を獲得。商品企画からパッケージ、ブランディング、WEB制作までワンストップで対応し、「売れる商品づくり」を17年にわたり追求している。
── 実績ハイライト
Red Dot Design Award Best of Best(2025 / OZREE)
GOOD DESIGN賞 複数受賞(Float / glafit GFR-02 / NFR-01 pro)
プロダクトデザイン事務所 創業17年
商品企画 ~ WEB制作 ワンストップ対応





