医療品のパッケージには、特別な配慮が必要です。
特にデリケートな悩みに関する商品は、「中身が他人に分かってしまう」ことが大きなハードルになります。しかし、地味すぎても愛着が湧きません。プライバシーへの配慮と、ブランドの魅力。この相反する要素を両立させる設計力が問われます。
今回ご紹介するのは、AGAオンライン診療サービス「FelK(フェルケ)」様のパッケージデザイン事例です。プライバシーに配慮した佇まいと、ブランドの世界観を両立させたパウチパッケージを設計しました。なお、このサービスのWEB・ブランディング全体についてはFelK WEB・ブランディング事例で詳しくご紹介しています。
パッケージの課題:プライバシーとブランド体験の両立
AGA治療薬は、毎日続けるものです。だからこそ、日常生活の中で違和感なく扱える存在でなければなりません。同時に、ブランドへの愛着も生む必要があります。次の3つが、設計上の課題でした。
- プライバシーへの配慮——一見して中身が分からない、目立たない外観
- 毎日使いに馴染む佇まい——医療品らしすぎない、日常に溶け込むデザイン
- ブランドの世界観の表現——プライバシー重視と、ブランドの魅力をどう両立させるか
&Aのアプローチ:日常に馴染むスタイリッシュな設計
これらの課題を解決するため、&Aは「日常に馴染むスタイリッシュさ」を追求しました。医療品らしい無骨さも、過度な装飾も避けています。代わりに、上質な日用品のような佇まいを目指しました。
FelKのブランドコンセプトである「ジャングル」「育む」という世界観を、パッケージにも一貫させています。WEBで申し込んでから、自宅で受け取るまで。すべての接点が同じ世界観でつながる設計です。
デザインのこだわり:3つの設計判断
① 中身を主張しないシンプルな外観
まず、通常使いで一見中身が分からないシンプルな外観を採用しました。具体的には、過度なロゴ装飾や医療品らしい記号を排除しています。日用品と並べても違和感のない佇まいです。
その結果、自宅に置いても、外出先で持ち歩いても気にならないパッケージが完成しました。プライバシーへの配慮を、デザインで自然に実現しています。
② ブランドを感じさせるスタイリッシュな素材
次に、パウチという素材の特性を活かしつつ、洗練された見た目を追求しました。素材感とロゴの配置で、ブランドへの愛着を引き出します。
そのおかげで、地味すぎず、派手すぎない絶妙なバランスを実現しました。手に取ったときに「いいパッケージだな」と感じられる質感です。毎日続ける治療への前向きな気持ちを、デザインが支えます。
③ ジャングルの世界観で連動する撮影
さらに、商品撮影では「髪が生える」ことを想起させる、生い茂ったジャングルのイメージで撮影しました。パッケージ単体ではなく、ビジュアルとして魅せる工夫です。
このように、パッケージ・撮影・WEBサイトを一貫した世界観でつなぎました。ユーザーは、どの接点でも同じブランド体験を受けられます。完成したサービスはFelK 公式サイトでご覧いただけます。

パッケージデザインで大切なこと:用途と世界観を両立する
優れた医療品パッケージは、機能性とブランド体験を両立します。プライバシーへの配慮、日常での扱いやすさ、ブランドの魅力。これらをすべて満たすことで、ユーザーに長く愛されるパッケージが生まれます。
FelKでは、ジャングルのコンセプトを保ちながら、プライバシーに配慮したスタイリッシュなパウチを実現しました。&Aは、医療・ヘルスケア分野のパッケージデザインから、ブランディング全体まで対応できます。
医療・ヘルスケアの事例としては歯科医師と共同開発したFACE LINE BOTTLEのプロダクトデザイン事例、コンセプト立案からパッケージまで一貫したブランディング事例としてはエイジングケアブランドCELLPHELのパッケージ・ブランディング事例もあわせてご覧いただけます。
医療・ヘルスケアのパッケージデザインをお考えの方へ
「プライバシーに配慮した商品を作りたい」「医療品らしさを抑え、日常に馴染ませたい」という方のご相談を受け付けています。パッケージから、WEB・撮影まで一貫してサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| サービス | FelK(フェルケ)様(公式サイト) |
|---|---|
| 事業 | AGA治療薬・オンライン診療 |
| 素材 | パウチ |
| デザインの特徴 | 中身が分からないシンプルな外観/日常に馴染むスタイリッシュさ/ジャングルの世界観 |
| 対応範囲 | パッケージデザイン / 撮影ディレクション(トータルデザインの一環) |
| 関連事例 | FelK WEB(同一プロジェクト) / FACE LINE BOTTLE / CELLPHEL |