売り場づくりは、本来プロの仕事でした。
商品を美しく見せる陳列には、経験とセンスが必要です。しかし、現場のスタッフが誰でも簡単に、整った売り場を作れたら。そんな課題を解決するのが、よく設計されたディスプレイツールです。
今回ご紹介するのは、株式会社cume様のディスプレイツール「cume display」のプロダクトデザイン事例です。「誰でも簡単に売り場の展示ができること」をコンセプトに、発案から企画、設計まで一貫して携わりました。
開発の課題:ディスプレイツール特有の設計知見
ディスプレイツールという特殊なカテゴリーの製品開発には、特有のノウハウが必要です。一般的なプロダクトとは違う、現場での使われ方への理解が求められます。クライアント様は、いくつかの課題を抱えていました。
- 専門実績を持つ依頼先が不明——特殊な什器・ツールのデザイン実績を持つ会社が見つからない
- 社内にデザイン知見が少ない——具体的な製品像を描けない
- 汎用性の高い規格設計の難しさ——多種多様な商品を展示できる設計が難しい
&Aのアプローチ:経験に基づく設計と素材選定
これらの課題を解決するため、&Aは過去の豊富な知見を活かしました。特に、化粧品ディスプレイの設計経験が、このプロジェクトで大きく役立っています。
ディスプレイツールは、現場で使われてはじめて価値が出ます。だからこそ、実際の売り場で何が求められるかを熟知していることが重要です。その経験を、製品設計に注ぎ込みました。




デザインのこだわり:3つの設計判断
① 化粧品ディスプレイの経験を活かしたサイズ設計
まず、&Aが得意とする化粧品ディスプレイの設計経験を投入しました。これまで多くの売り場什器を手がけてきた知見があります。そこから、現場で最も使いやすい適切なサイズ展開を導き出しました。
その結果、現場のスタッフが迷わず設置できる、実用的なツールを実現しています。使う人の動きを想像した、現場目線の設計です。
② 商品を選ばないニュートラルな素材
次に、展示する商品を選ばない素材使いを追求しました。透明アクリルやオーク材など、ニュートラルな素材を厳選して組み合わせています。
具体的には、アクリルや木材の規格を細かく調整しました。そのおかげで、どんなブランドの世界観にも馴染む、洗練されたツールとなっています。化粧品もアクセサリーも、美しく際立たせる汎用性です。素材の質感が商品の魅力を引き立てる点が、特に好評を得ています。
③ 発案から設計までの一貫サポート
さらに、単なる意匠設計だけでなく、商品企画の段階からサポートしました。「何を作るか」という最初の発想から、&Aが伴走しています。
このように、ゼロから製品を形にするプロセスをトータルで提供しました。アイデアを、実際に売れる製品にまで育てる。その全行程を支えています。


プロダクトデザインで大切なこと:現場の使いやすさを設計する
優れたディスプレイツールは、デザイナーの自己満足では作れません。実際に売り場で使う人が、迷わず、簡単に、美しい展示を作れること。その現場目線こそが、価値を決めます。
cume displayでは、化粧品ディスプレイの経験を活かし、誰でも使える汎用ツールを実現しました。&Aは、什器・ディスプレイのプロダクトデザインから企画まで一貫して対応できます。
ディスプレイ・売り場づくりの関連事例としては、お化粧筆ペンの店頭ディスプレイ什器デザイン事例や、クルトンの引き出し 売り場デザイン事例もあわせてご覧いただけます。
ディスプレイツール・什器の開発をお考えの方へ
「現場で使いやすい什器を作りたい」「どんな商品にも合う汎用ツールを開発したい」という方のご相談を受け付けています。売り場什器の豊富な経験を活かし、企画から設計まで一貫してサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| クライアント | 株式会社cume様 |
|---|---|
| プロダクト | ディスプレイツール「cume display」 |
| コンセプト | 誰でも簡単に売り場の展示ができる |
| 素材 | 透明アクリル/オーク材などニュートラルな素材 |
| 対応範囲 | 商品企画 / プロダクトデザイン / 設計 |
| 関連事例 | お化粧筆ペン 店頭什器 / クルトン 売り場デザイン |