高級美容ブランドのデザインには、二つの相反する要素が求められます。
一つは、効果を裏付ける科学的な信頼感。もう一つは、所有する喜びを生むラグジュアリーな憧れです。この両方を一つのデザインで成立させることが、ハイエンドブランドの難しさです。
今回ご紹介するのは、エイジングケアブランド「CELLPHEL」のパッケージデザイン・ブランディング事例です。ヒト由来の天然成分EGF(上皮細胞成長因子)を主軸とした、ハイエンドな製品。最先端のバイオテクノロジーとラグジュアリーな充足感を、一つの世界観に融合しました。
プロジェクトの背景:科学とラグジュアリーを両立する
このブランドが扱うのは、最先端のバイオテクノロジーです。確かな科学的根拠があります。しかし、科学を前面に出すだけでは、高級美容ブランドとしての憧れは生まれません。
競合の多いエイジングケア市場で選ばれるには、独自の世界観が必要でした。克服すべき壁は、次の3つです。
- 難解な科学を美しさに変換する——最先端科学というテーマを、直感的な美しさへ翻訳すること
- 信頼感と憧れの両立——「科学的根拠」と「ラグジュアリー」を同時に成立させること
- 独自の世界観の確立——競合がひしめく市場で、一線を画すブランドを作ること
&Aのアプローチ:細胞そのものをデザインの核に
これらの課題を解決するため、&Aは「細胞そのものへのアプローチ」をデザインの核に据えました。製品が訴求する本質的な価値を、ブランドの根幹に置く考え方です。
表面的な高級感を装うのではありません。製品が持つ科学的な物語を、美しいデザインへと昇華させる。この方針が、ブランド全体に一貫した説得力を与えています。
デザインのこだわり:3つの設計判断
① 生命の力を宿すコンセプト「Cellular Vitality」
まず、「Cellular Vitality(細胞の活力)」というコンセプトを策定しました。そこには、単なる外的な補完ではなく、細胞の再生力を呼び醒ますという想いを込めています。
その結果、ブランドの根幹に「生命の力」という強いメッセージが宿りました。すべてのデザインがこのコンセプトから生まれることで、ブレのない世界観が実現しています。
② 細胞とテクノロジーを融合した幾何学デザイン
次に、モチーフとして「細胞」と「テクノロジー」の結晶化を採用しました。具体的には、細胞構造を幾何学的に再構築し、エレガントなモノグラムパターンをデザインしています。
そのおかげで、生命のミクロな世界と科学の秩序が共存する、独自のビジュアルが生まれました。難解な科学が、洗練された美しさへと翻訳されています。
③ 知性と高級感を演出するカラー戦略
さらに、カラーは「ブルーグリーン」と「ゴールド」の組み合わせを選びました。深淵な知性を象徴するブルーグリーンをベースにしています。そこにゴールドを配することで、信頼感とラグジュアリーな体験を演出しました。
色は、ブランドの印象を決める重要な要素です。この配色により、科学への信頼と高級感という、両立が難しい二つの価値を見事に共存させています。




ブランディングで大切なこと:本質から世界観を組み立てる
優れたブランディングは、見た目を飾ることではありません。製品が持つ本質的な価値を見つけ出し、それをコンセプト・モチーフ・色へと一貫して落とし込むことです。
CELLPHELでは、「細胞の活力」という核から、幾何学パターンもカラーもすべてを導き出しました。だからこそ、競合にない独自の世界観が完成しています。&Aは、コンセプト立案からパッケージ、ブランディング、イメージ撮影まで一社完結で対応できます。
美容・ヘルスケア分野の事例としては、多機能美容機E-POLATION SUPREMEのプロダクトデザイン事例や、FACE LINE BOTTLEのプロダクトデザイン事例もあわせてご覧いただけます。
化粧品・美容ブランドの立ち上げをお考えの方へ
「科学的な信頼感と高級感を両立したい」「競合と差別化できるブランドを作りたい」という方のご相談を受け付けています。コンセプト立案からパッケージ・ブランディング・撮影まで一貫してサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| ブランド | CELLPHEL |
|---|---|
| カテゴリ | ハイエンド・エイジングケア化粧品 |
| 主成分 | EGF(上皮細胞成長因子) |
| コンセプト | Cellular Vitality(細胞の活力) |
| デザインの特徴 | 細胞×テクノロジーの幾何学モノグラム/ブルーグリーン×ゴールド |
| 対応範囲 | コンセプト立案 / パッケージデザイン / ブランディング / イメージ撮影 |
