良い商品を作っても、売り場で目立たなければ売れません。
特にお土産やギフトの売り場は、競合がひしめく激戦区です。数ある商品の中から手に取ってもらうには、商品単体だけでなく「陳列したときの見え方」まで設計する必要があります。
今回ご紹介するのは、クッキーブランド「クルトンの引き出し」の陳列・売り場デザイン事例です。&Aはパッケージデザインに加え、売り場全体のイメージまでトータルで提案しました。なお、このブランドのパッケージデザイン本体については「クルトンの引き出し」パッケージデザイン事例で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
プロジェクトの背景:売り場での見え方を具体化したい
商品開発の段階では、ある悩みがありました。素晴らしい商品があっても、実際の売り場でどう見えるかを具体化しにくいのです。これは多くのメーカーが直面する課題です。
「クルトンの引き出し」は、駅構内などでの販売を想定していました。そこで&Aは、商品が並んだ売り場の姿まで含めてデザインすることにしました。求められていたのは、次の3点です。
- 陳列時のインパクトと視認性——遠くからでも目に留まること
- 売り場全体でのブランド表現——一つの商品ではなく、売り場ごと世界観を作ること
- 競合との明確な差別化——似た商品が並ぶ中で、はっきり違いを打ち出すこと
&Aのアプローチ:箱のデザインを超えて考える
&Aが行ったのは、単なる箱のデザインではありません。売り場という空間全体を一つの作品として捉える、戦略的なアプローチです。
商品は一つだけで存在するわけではありません。棚に何十個も並びます。だからこそ、並んだときに最大の効果を発揮するデザインが必要です。この発想が、今回のユニークな仕掛けにつながりました。
デザインのこだわり:3つの設計判断
① インパクトのあるカラーと手描きの白猫イラスト
まず採用したのは、手描きの白猫イラストです。背景にはメリハリの効いたカラーを組み合わせました。手描きならではの温かみが、量産品にはない個性を生んでいます。
その結果、遠くからでも一目で認識できるパッケージになりました。売り場でお客様の視線を惹きつけ、思わず近づきたくなる印象を作っています。
② 「積む」ことで完成する引き出しのギミック
このプロジェクト最大の特徴が、積み重ねの仕掛けです。箱を積み重ねると、本物の家具の引き出しが連なって見えるデザインを採用しました。
この仕掛けにより、売り場そのものが一つのアート作品になります。お客様は「これは何だろう」と足を止めます。さらに、引き出しを開けたくなる気持ちが、自然と手に取る行動を促します。他社には真似できない、圧倒的な差別化です。
③ 販促ツールを含めた売り場のトータル提案
&Aは、パッケージ単体では終わりませんでした。陳列台や販促ツールを含め、売り場全体のイメージを3Dで作成しています。
3Dで売り場を可視化することで、クライアントは完成イメージを事前に確認できます。「実際に並べたらどう見えるか」という最初の悩みが、これで解消されました。ブランドの魅力が最大限に伝わる、理想的な販売環境を具体化しています。
パッケージデザインで大切なこと:商品は「売り場」で完成する
パッケージデザインは、箱単体を美しくすることではありません。それが売り場に並んだとき、どんな効果を生むか。そこまで考えてはじめて、本当に売れるデザインになります。
今回の事例では、陳列時の見え方・販促ツール・売り場の空間まで一貫して設計しました。これにより、商品の魅力を最大化しています。&Aは、パッケージからブランディング、売り場づくりまでワンストップで対応できます。
このブランドのパッケージデザイン本体の詳細は、「クルトンの引き出し」パッケージデザイン事例でご覧いただけます。
食品・ギフトのパッケージデザインをお考えの方へ
「売り場で目立つパッケージを作りたい」「陳列イメージまで含めて提案してほしい」という方のご相談を受け付けています。パッケージから売り場づくりまで一貫してサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| ブランド | クルトンの引き出し |
|---|---|
| 商品 | クッキー(お土産・プチギフト向け) |
| 想定売り場 | 駅構内などの物販スペース |
| 特徴 | 箱を積むと引き出しが連なって見える仕掛け |
| 対応範囲 | パッケージデザイン / 陳列・売り場提案 / 3Dイメージ作成 / 販促ツール |
| 関連事例 | クルトンの引き出し パッケージデザイン |