たとえば、棚に並ぶ甘酒の中から、一目で記憶に残る商品。そこには強いシンボルが必要です。さらに、シリーズ展開を見据えるなら、未来の商品にも引き継げる柔軟性が求められます。つまり、甘酒のパッケージは、今だけでなく未来のブランドを支える基盤です。
そこで今回ご紹介するのは、「大吟醸甘酒 健美のしずく」のラベルパッケージ事例です。なお、本案件はラベル制作だけではありません。シリーズ全体を見据えたブランディングのご相談から始まりました。また、関連事例もあります。たとえば甘酒ミルクアイスのパッケージ事例やアイスのLPデザイン事例もご紹介しています。
甘酒パッケージの課題:ブランド・アイデンティティの確立
まず、将来的なラインナップの増加を見据えました。そのため、核となるデザインの構築が大きな課題です。具体的には、次の3つを解決する必要がありました。
- 圧倒的な差別化——多くの甘酒製品の中で、一目で違いが伝わるシンボル
- シリーズの一貫性——どのような製品が追加されても、ブランドとして揺るがない柔軟性
- 高級感の表現——お米の質の高さを、上品な意匠で伝えること
&Aのアプローチ:素材を主役にしたシンボル
そこで&Aは、「お米」を主役にした視覚的なストーリーを構築しました。なぜなら、商品の本質は使用される素材そのものにあるからです。つまり、素材の魅力を直接甘酒のパッケージに落とし込む発想です。
また、シリーズ全体を貫く核を作ることが、長期的なブランディングの鍵です。たとえば、後続商品が登場しても、同じ世界観で展開できます。同時に、シンプルさと印象の強さを両立させる必要がありました。
デザインのこだわり:3つの設計判断
① お米一粒一粒が織りなす「滴」のシンボル
まず、ブランドの象徴となる独創的なビジュアルを制作しました。そこで、お米の一粒一粒が集まって大きな「滴」を形作るイメージを表現しています。つまり、商品名と素材が、一つの形に結びつく甘酒のパッケージです。
その結果、素材へのこだわりを情緒的に伝えるデザインになりました。また、このシンボルは今後のシリーズ展開でも、ブランドの核として機能します。
② 無駄を削ぎ落としたインパクトのある意匠
次に、情報の優先順位を整理し、極めてシンプルなレイアウトを施しました。具体的には、余白を活かすことで「滴」のシンボルを中央で際立たせています。一方、文字情報は最小限に絞りました。
そのおかげで、店頭でも一際目を引く甘酒のパッケージが完成しました。なお、引き算の美学が、商品の品格を高めています。
③ シリーズ展開を支える拡張性の高いデザイン
さらに、今後登場する新製品にも容易に展開できる色使いと構成を採用しました。たとえば、ベースの色味を変えれば、別商品としての個性も生まれます。同時に、シンボルや構成は共通のため、シリーズとしての一体感も保たれます。
このように、ブランドの未来図をデザインに落とし込みました。その結果、製品単体だけでなく、ブランド全体の価値を高める基盤を築いています。
甘酒パッケージで大切なこと:未来を見据える
そもそも、優れた甘酒のパッケージは、目の前の商品だけを考えません。たとえば、今回のデザインは後続の商品も含めて設計されています。つまり、甘酒パッケージそのものが「シリーズの基盤」になるのです。
健美のしずくでは、お米と滴という象徴で、シリーズ全体を支える基盤を作りました。なお、&Aは食品ブランドに幅広く対応できます。パッケージから資材手配、撮影まで一貫してサポートします。
同シリーズの甘酒ミルクアイスのパッケージ事例、同商品のアイスのLPデザイン事例、ギフト食品パッケージの事例として伊勢丹MOO:D MARK「もちもちまぐろの生ハム」のパッケージデザイン事例もあわせてご覧いただけます。
食品ブランドのパッケージデザインをお考えの方へ
「シリーズ展開を見据えてブランドを作りたい」「素材の魅力を伝えるパッケージを開発したい」という方のご相談を受け付けています。資材手配からイメージ撮影まで、ワンストップでサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| 商品 | 大吟醸甘酒「健美のしずく」 |
|---|---|
| 主原料 | 自社のお米 |
| デザインのコンセプト | お米一粒一粒が集まって大きな「滴」を作るシンボル |
| ブランド戦略 | シリーズ展開を見据えたブランド基盤の構築 |
| 対応範囲 | パッケージデザイン / ラベルデザイン / ブランディング |
| 関連事例 | 健美のしずく アイス パッケージ(同シリーズ) / 健美のしずく アイス LP(同商品) / もちもちまぐろの生ハム |