釣具は道具であり、同時にファッションでもあります。
アウトドアブームの中、自然を楽しむユーザーは増えています。彼らに求められるのは、機能だけでなく、ライフスタイルに溶け込む美しさです。渓流釣りのデザインにも、この視点が欠かせません。
今回ご紹介するのは、アウトドア釣竿ブランド「FIELDOM(フィールダム)」の立ち上げ事例です。クライアントは株式会社木村屋様。従来の渓流釣りのデザインを一新する、新しいブランドを構築しました。
開発の課題:釣具をライフスタイルへ昇華する
「渓流釣りのイメージを変えたい」という依頼から始まりました。釣具メーカーの自社ブランド立ち上げには、特有の難しさがあります。次の3つが、解決すべき課題でした。
- 意匠性の高さ——アウトドアショップでも映える、ファッショナブルな見た目
- 機能と携帯性の両立——本格的な性能と、コンパクトな携帯性を成立させること
- 独自の世界観——既存の釣具ブランドとの明確な差別化
&Aのアプローチ:全工程のトータルデザイン
これらの課題を解決するため、&Aは全工程を担当しました。ネーミング、ロゴ、製品設計、什器、撮影まで、すべて一貫しています。
渓流釣りのデザインを刷新する鍵は、釣具の位置づけを変えること。「特殊な趣味の道具」から「日常の延長にあるアイテム」へ。この視点で、ブランド全体を構築しました。
デザインのこだわり:3つの設計判断
① ブランドアイデンティティの構築
まず、ブランド名を「FIELDOM」と命名しました。フィールドと、自分の領域を意味する言葉を組み合わせています。アクティブな世界観を込めた名前です。
そのうえで、ロゴも併せてデザインしました。その結果、渓流釣りのデザインに新しい風が吹き込まれます。洗練されたアイデンティティが完成しました。
② ファッション性を意識した製品設計
次に、製品本体のデザインに取り組みました。具体的には、アウトドアウェアと相性の良い配色を採用しています。フィールドでも街中でも違和感のない仕上がりです。
そのおかげで、ファッションアイテムとして成立する釣竿が完成しました。販路は釣具店だけではありません。アウトドアショップでの展開も視野に入れた、戦略的な意匠です。
③ 販路を広げる什器と撮影
さらに、ディスプレイ什器やイメージ撮影も&Aで担当しました。製品単体ではなく、売り場での見え方まで含めて設計しています。
このように、すべての接点でデザインを統一しました。その結果、渓流釣りのデザイン領域における、販路拡大を強力にサポートできています。新しい売り場での展開も視野に入れた、包括的なブランディングです。




プロダクトデザインで大切なこと:道具を体験に変える
優れたプロダクトデザインは、道具を体験に変える力を持ちます。釣具を「使う物」から「持ちたい物」へ。デザインの力で、製品の価値を再定義できます。
FIELDOMでは、渓流釣りのデザインを刷新しました。アウトドアの新しい楽しみ方を提案する取り組みです。&Aは、製造業の自社ブランド立ち上げからトータルデザインまで対応できます。
同じく製造業の自社ブランド立ち上げ事例としてステンレス加工メーカーのアウトドアブランド「SOLES」のプロダクトデザイン事例、アウトドアプロダクトの事例として大ヒットしたポータブルピザ窯「ENRO」のプロダクトデザイン事例、SOLESのシリーズ展開として蚊取り線香ホルダーのプロダクトデザイン事例もあわせてご覧いただけます。
アウトドア・釣具の自社ブランド立ち上げをお考えの方へ
「技術はあるが、ブランド化できていない」「ファッショナブルな製品を作りたい」という方のご相談を受け付けています。ネーミングから製品・什器・撮影まで、トータルデザインでサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| クライアント | 株式会社木村屋様 |
|---|---|
| ブランド | FIELDOM(フィールダム) |
| 商品 | 渓流釣り用釣竿(アウトドア向け) |
| 素材 | カーボン |
| 特徴 | コンパクトな携帯性/アウトドアウェアと合う配色/釣具店・アウトドアショップでの展開 |
| 対応範囲 | ネーミング / ロゴ / プロダクトデザイン / 什器 / イメージ撮影(トータルデザイン) |
| 関連事例 | SOLES(アウトドアブランド) / ENRO(ピザ窯) / SOLES 蚊取り線香 |