ヒット商品は、優れた製品とブランドの両方が揃って生まれます。
どんなに高性能な製品でも、名前やロゴが弱ければ市場に埋もれます。逆に、ブランドだけ立派でも中身が伴わなければ続きません。両輪が噛み合ってはじめて、商品は売れ続けます。
今回ご紹介するのは、アウトドア市場で大ヒットを記録したポータブルピザ窯「ENRO(エンロ)」のプロダクトデザイン事例です。ネーミングやロゴ制作、プロダクト設計までを一貫して支援しました。&Aの核となるトータルデザインを、最大限に活かした事例です。
開発の課題:ブランドの構築と製品化への不安
素晴らしいアイデアがあっても、それを「ブランド」として確立し、製品化するには多くの課題があります。ENROのプロジェクトも、その例外ではありませんでした。
クライアント様が抱えていた課題は、次の3つです。
- ブランド名が決まっていない——ターゲットに響く、覚えやすく力強い名前が必要だった
- 量産設計に落とし込めない——アイデアはあるが、製品化できるパートナーがいなかった
- 過酷な使用条件への不安——400℃という高温で、実際に機能を満たせるか不安があった
&Aのアプローチ:一気通貫のトータルデザイン
これらの課題を解決するため、&Aはネーミングとロゴから、プロダクトデザインまでをサポートしました。ブランドの言葉も、見た目も、製品そのものも、すべて一つのチームが手がけています。
バラバラの会社に頼むと、ブランドの世界観はどうしてもブレます。一貫して担当することで、ENROというブランドに筋の通った強さが生まれました。

デザインのこだわり:3つの設計判断
① 想いを形にするネーミングとロゴ
まず、ブランドの核となるネーミングから着手しました。製品のコンセプトを象徴する「ENRO」という名を考案しています。短く、覚えやすく、力強い名前です。
次に、アウトドアシーンでの信頼感を表現するロゴを制作しました。その結果、一目で価値が伝わるブランドの土台が完成しています。名前とロゴが、製品の第一印象を決めます。
② 試作と検証を繰り返すプロダクト設計
次に、設計データを元に工場でのサンプル作成を実施しました。図面だけでは分からないことを、実物で確かめています。特に重要だったのが、釜内部が本当に高温になるかの検証です。
そこで判明した課題を、設計へフィードバックしました。修正を重ねることで、400℃の高温を維持できる緻密な設計を実現しています。コンパクトながらプロ仕様という、唯一無二の性能です。
③ 機能美と使い勝手の両立
さらに、持ち運びやすさや素材感にもこだわりました。アウトドアで使う道具として、実用性は欠かせません。ステンレス(SUS)の質感が、製品に上質さを与えています。
このように、ロゴから本体の細部までを一貫してデザインしました。その結果、市場で高く評価される強力なプロダクトへと成長しています。機能と魅力を両立した、売れるデザインです。


トータルデザインで大切なこと:言葉・見た目・中身を一致させる
ヒット商品の裏には、一貫したブランド設計があります。ネーミング、ロゴ、製品。この3つが同じ思想で貫かれているからこそ、ブランドは強くなります。バラバラに作られた商品は、どこかでメッセージがぶれてしまいます。
ENROでは、名前から本体まですべてを&Aが手がけ、大ヒットにつなげました。&Aは、商品企画からネーミング、ロゴ、プロダクトデザインまで一貫して対応できます。
同じくアウトドア領域でブランドを立ち上げた事例としてアウトドアブランドSOLESのプロダクトデザイン事例、ネーミングから一貫して手がけた事例としてRed Dot最優秀賞を受賞したOZREEのトータルデザイン事例もあわせてご覧いただけます。
アウトドア製品・新商品の開発をお考えの方へ
「アイデアをヒット商品にしたい」「ネーミングから製品まで一貫して任せたい」という方のご相談を受け付けています。トータルデザインで、ブランドの立ち上げから製品化までサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
案件概要
| プロダクト | ポータブルピザ窯「ENRO(エンロ)」 |
|---|---|
| 市場 | アウトドア(大ヒットを記録) |
| 性能 | 400℃の高温を維持/コンパクトでプロ仕様 |
| 素材 | ステンレス(SUS) |
| 対応範囲 | ネーミング / ロゴデザイン / プロダクトデザイン / 設計(トータルデザイン) |
| 関連事例 | SOLES(アウトドアブランド) / OZREE(トータルデザイン) |